本当にそうなのだろうか。
ほんとうに。
「ほんとうにそうなのだろうか」
そう考えた時にはもう、信じてはいない。
疑念、疑い。
信じたくない、というよりは信じられない。信じることができない。
それは信義に反するから、抵触するから、か。
「私」をすてて「公」になる。
意識が「わたくし」から「おおやけ」にひろがる、ひらける。
「自分」というものの在り方から生じるモノを世界にてらす。
うちからそとへ。そして、そとからなかへ。
余計な執着を手放さないと、いけない。
そう感じるから。
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