本当にそうなのだろうか。

ほんとうに。

 

「ほんとうにそうなのだろうか」

そう考えた時にはもう、信じてはいない。

疑念、疑い。

信じたくない、というよりは信じられない。信じることができない。

 

それは信義に反するから、抵触するから、か。

 

「私」をすてて「公」になる。

意識が「わたくし」から「おおやけ」にひろがる、ひらける。

 

「自分」というものの在り方から生じるモノを世界にてらす。

うちからそとへ。そして、そとからなかへ。

余計な執着を手放さないと、いけない。

 

そう感じるから。

 

202